あの未曽有の大震災から6年。
福島に住んでいたおばあちゃん(当時すでに故人)の家がなくなって6年。
もう二度とあの急な階段を上ることも、おじいちゃんがずっと座っていた炬燵を見ることも、もうない。もう二度とない。
古い家の匂いも、開けるたびに軋む引き戸も、廊下の張り板も、すべてなくなった。
それでも、薬のせいかなんなのか分からないけど、ほかの記憶と混ざって、朧げになっても、ちゃんと目を閉じて思い出そうとすれば、ちゃんと蘇る。
ちゃんと、今でも、思い出となって生きてる。
だから、この思い出を失くさないように、頑張ってみようと思う。
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