REALITY

大陸のどこかで生きるメンヘラ

020

思考を止めたら終わりだと思う。

深く考えるってことじゃなくて、死にたいとか、どうしてだとか、

そういう感情を呼び込んでしまうような思考の隙を作ってしまったら、もう立ち直れない。

だから、忙殺されていっそ何も考える時間がなければいいと思う。

なにも気にすることなく、周りの考えに思考を馳せることもなく。

 

自分がどう思われてるかに囚われたらきっと死んでしまう。

自分はそこまで強くないし、周りのことに目をつぶって、耳をふさがないと生きていけない。

 

もう同じ失敗はしたくない。もう、昔の私とは違う。頑張れる。

未来を見据えられる。もうあの時みたいにはなりたくない。

 

それなのに私はなぜお守りみたいに貝印の剃刀を枕元に置いて寝ているんだろう。